パシーマを永く、気持ちよく使っていただくために

パシーマを永く、気持ちよく使っていただくための情報です

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2011年7月初回
2024年3月15日更新

1.洗剤情報

洗剤は合成洗剤、石鹸等があります。
洗剤の中には柔軟剤や蛍光増白剤の配合されたものが多く出ています。
パシーマのお洗濯では柔軟剤や柔軟剤入り洗剤をお薦めしておりません。
なぜなら、吸水性の低下や、布が破れやすくなったりするからです。
もちろん、それによって肌などに影響する方も居られると思います。

具体的なものを挙げてほしいとのこともあり、洗剤全部を知っている訳ではございませんが、経験したものでパシーマ生地に問題なさそうなものの一例をご紹介します。
なお、同じ商品名でもメーカーが仕様を変える場合が多々ありますのでご確認の上購入ください。
お肌に合わないなど相性は、ご自身でご判断ください。

花王 ニュービーズ
ブルー箱
粉末 洗剤一覧
花王 アタック ネオ 液体
ライオン ナノックス 液体
P&G さらさ 液体
シャボン玉石けんなど※ 粉末

※石けんは石けんカスの付着しないようにオーバーフローで十分「すすぎ」ください。場合によっては、食酢によるリンスをして「すすぎ」するなどしてください。
また、重曹でも可能ですが、皮脂の取れ具合を確認し、時々は洗浄力のあるもので洗濯するのも手だと思います。

2.洗濯機情報

大きく分けて二槽式洗濯機、全自動洗濯機、タテ型洗濯乾燥機、ドラム式洗濯乾燥機があります。

洗濯槽には、【折りたたまずに】入れてください。

A.二槽式洗濯機
二槽式は古くからあり、洗濯が手早くできることや、脱水がよく効くこと等から根強い人気があります。すすぎも石鹸カス等の汚れを上澄みから放出し、風合いもよくできるのでお薦めです。但し、人がいないといけなかったり、水が節水タイプに比べ多めに使うことはあります。脱水の効きもよく、その分乾燥が速くなります。
B.全自動洗濯機・タテ型洗濯乾燥機
全自動洗濯機は一番普及している洗濯機です。タイプもいろいろありますが、人手がかからず、寝ている間でも出来る点、洗濯利用に応じて水量が自動調節である点などすぐれています。但し、オーバーフローのすすぎなどは設定しないとなりません。また、二槽式に比べて、バランス上の問題などで脱水が甘めのように感じます。洗剤の投入があとから入れるようにありますが、洗濯物の上に直接掛けると最後まで残る場合もあり、水にとかしたものを指定の入り口から入れることをお薦めします。
C.ドラム式洗濯乾燥機
ドラム式洗濯乾燥機ですが、上記2つの洗濯機と基本的に洗濯の考えが違っています。全自動洗濯機などは洗濯物が水中で泳ぐようにうきながらもまれて洗浄されますので、毛玉の発生が抑制され、また、もまれることで風合いがよくなりますが、ドラム式では節水で、水を含んだ洗濯物が上に持ち上げられて落下するというたたき洗いです。パシーマの洗濯には、二槽式か全自動の方がおすすめです。
※「節水型」などの洗濯機(日立ビートウォッシュなど)では、毛布等のモード洗濯ネットに入れてお洗濯ください。

3.洗濯機への投入量

洗濯機には5キロとか7キロとかの容量表示があります。これは下着などの洗濯できる重さを目安にしたものと思います。
パシーマはふんわりしていますのでこの目安の通りには洗濯できません。
概略でいえば表示の半分の八掛け、約40%程度でしょうか。たとえば7キロだと2.8㎏。パシーマ2枚から3枚程度となりますが、実際にはやってみて、ちゃんと洗濯物が動いているか御確認ください。詰め込みすぎるとよく洗浄できませんし、すすぎも不十分になります。
また、パシーマの場合は毛玉になるもとのようなものを脱落させ、もまれて中綿が「ふんわり」にするためにも、投入量は少なめに入れていただいた方がよいと考えます。
少なすぎた場合は、全自動洗濯機などでの脱水時、洗濯物が偏ってバランス不良で停止する場合もあります。そのような場合は、バスタオルやピロケースなどの小物を追加するとうまくいく場合もあります。

4.洗濯頻度

パシーマは週に1回程度のお洗濯をお薦めしています。
なぜかというと、ダニなどの影響を抑えるには1週間以内に洗濯する必要があることと、パシーマの寿命を延ばすためです。
そのためでなくても洗濯するほど、柔らかく肌ざわりもましてきて、「わたしの」パシーマに育っていきます。
洗濯には十分耐える中綿とキルティングになっていますので、折りたたまずに、洗濯ネットに入れずに洗ってください。
(「節水型」などの洗濯機(日立ビートウォッシュなど)では、毛布等のモード洗濯ネットに入れてお洗濯ください。)
約100回の洗濯には耐えます。赤ちゃんやアレルギーの方等は毎日の洗濯でも結構です。
乾きも速いので、半乾きによるいやなにおいも抑えられるはずです。

5.気持よく使っていただくための確認方法

パシーマ本来の吸水性・吸湿性があるか確認するものです。気持よく使っていただくのと同時に長持ちするための秘訣でもあります。毛玉の発生も抑えられます。
まず、洗濯後のパシーマの体に当たっている部分に水滴をのせてみてください。ここで、玉にならずにすっと吸えば問題ないのですが、水を吸わない状態でしたら、洗濯やメンテナンスに問題がありそうに思います。
皮脂またはその他の油脂、柔軟剤などが付着し、それが洗濯で除去されず、または石鹸カスなどが付着すると、繊維が吸水性を失うとともに柔らかくなり、毛羽立ちます。下記の点にご注意いただきお使いいただければと思います。

(1) 洗濯の頻度 1週間に1回程度継続お願いします。
(2) 洗剤の種類 洗剤情報をご覧ください。
(3) 十分なすすぎ オーバーフローのすすぎで。
(4) 洗濯機内の詰め込みすぎ 良く動くように。
(5) 裏表・上下の使いまわし 部分的でなく全体を使う。
(6) 柔軟剤または柔軟剤入りの洗剤 不使用でお願いします。
(7) 洗濯ネット 入れずに。折りたたまずに。(※1)
(8) パジャマなど 別に洗濯してください。

(※1「節水型」などの洗濯機(日立ビートウォッシュなど)では、毛布等のモード洗濯ネットに入れてお洗濯ください。)

洗濯乾燥後にパシーマに水滴を1滴たらして1秒以内に吸収するか確認ください。
吸収しない場合は、上記ご確認ください。

水を吸う健康なパシ-マです。
水を吸わない洗濯が不具合のパシーマです。
水を吸う健康なパシ-マです 水を吸わないパシーマです

6.お洗濯の時は、スリーパーのファスナーは、必ず閉じてください

お洗濯の時は、スリーパーのファスナーは、必ず閉じてください

7.「パシーマが一部分だけ破れた」時の再利用について

「パシーマが一部分だけ破れた」時の再利用について

8.パシーマキルトケットなど※1の布端部について

布端部(拡大します)

布端部(拡大します)

パシーマキルトケットなど※1の外周の布端部は、丈夫な製品にするためにオーバーロックミシンで仕上げています。

オーバーロックミシンは、前に進むことしかできず後進できないので、縫い終わりが外側に抜けています。インターの最後の糸の処理は糸を縫製工が指で結んで仕上げています。そのため小さな結び目ができますが、この結び目はパシーマキルトケットの標準の仕様であり、不良品ではありません。

オーバーロック縫製は、洗濯すると糸がしまるので、ほつれにくくなります。

使用に伴って布端部に糸が出る場合があります。糸が出ても使用には何の支障もありませんが、気になる場合は出ている糸だけを切り取ってください。しかし、インターの結び目は切らないようにお願いします。

※1パシーマキルトケット、ベビーシンプルキルトケット、ベビー汗とりパット、フェイスタオル、ふきん、ハンカチなど

※掲載内容は弊社でのクレームや経験等から記載したものです。洗剤や洗濯機を問題視するものではございません。

※洗濯のメンテナンスが不具合の場合、生地が早く傷みやすくなったり破れる場合がございます。

※綿は、天然繊維です。種子などの混在物が多少あります。