プレスリリース
何もついてないのが特徴のパジャマがデザイン賞を受賞、2004年福岡産業デザイン賞(奨励賞)受賞
各種添加物や余分な加工をしていない医療用ガーゼと脱脂綿を利用した「パシーマ」はシーツ・ケットとして全国的に認知されてきたが、この素材の特徴を生かして作られたパジャマが審査の結果、2003年のパシーマバスタオルに引き続き奨励賞を受賞した。
世の中の繊維品などはとかく添加物を加えて付加価値をつけようとしている。ところが、このような添加物が人体に害を及ぼすこともある。そこでパシーマは一切の添加物を使用せずに医療用と同レベルに仕上られた寝具素材である。約10年前アレルギーで悩む梯禮一郎が考案したものであったが、実に快適だという口コミで少しずつ広がってきた。この素材を今回パジャマに応用したものだ。ガーゼと脱脂綿のコンビネーションにより、このパジャマは、超軽量でMサイズで上425g下365gしかなく、高吸水でムレずにあたたかく、湯上りから直接着ることができる。また、素材はパシーマであり、エコテックスクラスⅠの素材を使用で安全・安心。洗濯を前提に作られており、洗濯しても中綿が乱れにくいつくりになっている。発売以来約1年が経過したがパシーマの愛用者を中心に広がり、好評を得ている。
福岡産業デザイン賞は、商品開発にデザインを注入することにより、より良い商品に仕上げるなど、市場性を有し、オリジナリティの高い、デザインの優れたものを表彰・推奨するものです。今回パシーマのパジャマが受賞したのは、環境・福祉部門で、地球環境にやさしい、生活福祉の向上につながる商品に贈られるものです。審査員は、森田昌嗣委員長(九州大学大学院芸術工学研究院副研究院長・教授)、黒川雅之委員(建築家/インダストリアルデザイナー)他5名の委員により審査され、①商品の市場性②地域産業への影響力③デザインの独創性・新規性・先導性を選定基準として選定されたもの。審査講評によると「医療用のガーゼと脱脂綿を利用した「パシーマ」は、シーツとして全国的に認知されており、また昨年度、この素材の特徴をキルティング等に工夫したバスタオルが奨励賞を受賞した。今年度は、これらの技術を湯上り時にあたたかい肌着として直接着ることのできるパジャマに応用したことが評価された。特に、パジャマは、昨年のバスタオルと異なり部屋着としてのファッション性が求められる。本商品は、機能面を優先しながらも特徴のある「まる柄とたて襟」を用いた部屋着デザインにまとめられていることも評価された。」としている。
今回の受賞に伴いビックサイトで2月15日から18日まで開催されるギフトショーにも出展する予定。