エコテックス規格100とは

エコテックス規格100とは


エコテックス国際共同体、
各会員研究所の代表

エコテックス規格100は、繊維製品のエコラベルとして今や事実上の世界規格となっています。
エコテックス規格100とは、世界をリードしている繊維製品分野の人体へのエコラベルです。
このシステムにより試験を受けて合格/認証されれば、ラベルが付いた製品は人体に危険を及ぼすレベルの有害物質は含まれていないという保証が得られるわけです。
このラベルが付いている製品は、世界15カ国にある国際的に有名な研究所で試験され、認証されたものです。言い換えれば、消費者の健康が有害物質で損なわれない環境を築いています。
エコテックス規格100で定めた規格に基づき、試験され認証された製品は、人の健康に害を与える有害物質を含んでいないことを保証します。

エコテックス規格100の製品分類について

製品分類Ⅰは、ベビー用品に関するもので、乳幼児はなめたり吸ったりすることから、最も厳しいグループです。
製品分類Ⅱは、大部分の表面が肌と直接接触する製品です。この分野に入るのは、昼着や寝巻、シャツ、ブラウス、下着、寝装品やタオル類です。
製品分類Ⅲは、皮膚との接触が少ない物、背広やジャケット、コート等の外衣類です。
製品分類Ⅳは、カーペットやカーテン、テーブル掛等のホームテキスタイルで、衣服用装飾品も含まれます。
マットレス等の発泡製品は、揮発物質放出試験を受ける必要があります。
肌への接触が多いものほど、厳しい要求になっています。
当然のことながら、より厳しい用途に適合している製品は、それより厳しくない用途に用いられることが認められています。
例えば、製品分類Ⅰで認証されている製品は、製品分類Ⅱ、Ⅲ、Ⅳでも使用可能です。
乳幼児の肌はとても敏感ですので、製品分類Ⅰの乳幼児用製品に定められた項目の規制値は、最も厳しくなっています。
例えばホルムアルデヒドに関しては、測定値が検出限界以下である事が要求されます。つまりこの物質を含む加工は、実質的にはできないと言うことです。
又、PH値は肌に最も優しい範囲に決められており、染色/プリント品では乳幼児がなめても色素が流れ出ないように、唾液に対して堅牢であることも必要です。
エコテックス規格100の製品分類は、意図された用途での危険度によって分けられています。

商品、原材料製品と付属品類 製品分類
乳幼児用(生後36ヶ月未満)
最も厳しい安全性基準
クラス
肌に直接触れる物
ブラウス、シャツ、下着、タオル
寝装品、ベッドシーツなど
肌に直接触れない物、
一部のみ触れる物

背広、ジャケット、コートなど
家具・備品用素材、装飾用の
目的で使用する物

カーペット、カーテン、
マットレス、布製壁紙など

エコテックス規格100の試験方法・規制値について

エコテックス規格100の試験方法は、法律の要求事項と既に確認された方法を考慮して定められています。これらの試験方法は、繊維製品に含まれる潜在的に有害な物質が、皮膚接触や経口、呼吸により人体へ移動することをシュミレートした上で決められています。
皮膚接触に関するエコテックス試験項目は、汗抽出をベースにしています。
有害物質を口から摂取する可能性は、人工唾液試験を用いて測定されます。
呼吸によるものは、嗅覚の官能試験と揮発性試験で調査されます。
エコテックス規格100は現存する法律の要求に基づいている事は勿論、認定製品は、まだ法律では禁止されていない有害物質、例えばアレルギー誘発性染料をも含まない事を保証しています。
現行の農薬の規制値は、果物や野菜に適用されるレベルと同レベルです。
重金属の規制値は、飲料水に対する法規制をベースに定められています。
「人体への安全に関して最適な製品、健康に害を与える恐れのない製品を世界へ」これは、エコテックス共同体(テ キスタイル・エコロジー国際試験研究共同体)が自らに課した目標です。
エコテックス規格100が設立されて以来、これらの試験値は毎年改定され、更新され続けています。

エコテックス規格100の試験規制値


エコテックス規格100は、有害物質の使用を禁止、又は規制しています。
次の項目は、エコテックス規制に含まれています。

  • 特定のアゾ系染料から出てくる、禁止MAKアミン
  • 発がん性やアレルギー誘発性染料
  • ホルムアルデヒド
  • 農薬
  • フェノール類
  • 塩素系芳香族化合物(キャリア)
  • 抽出可能重金属:Ni,Cd,Cr,Cr(6価)等
  • 染色堅牢度
  • pH値
  • フタレート類(乳幼児商品)
  • 有機スズ化合物(TBT及びDBT)
  • 揮発性物質放出量
  • 臭気
  • 殺生物加工と難燃加工は別個に規制